葬儀後の菩提寺への挨拶(謝礼)

葬儀後日、ご遺族さまはお世話になった導師寺院(菩提寺)に出向き、お礼を手渡すことが慣例となっています。

葬儀が終わった時点で、寺院関係者にご挨拶予定の日程を伝えておくとスムーズです。服装は普段着でかまいません。
通例では翌日行われることが多いですが、最近では葬儀の当日にお礼を渡しますことも。当日の場合は、別室で「本来は直接伺ってお礼を申し上げるべきところですが…」と挨拶をして渡すようにします。

謝礼は白い封筒に入れ、相手から見て表書きが正面になるように手渡します。ふくさに包むとスマートです。
仏式では、戒名を頂戴したことと、通夜、葬儀、火葬の導師を務めていただいたお礼を一括し、表書きは「御布施」とします。

金額の目安

最近では各宗教・寺院側で、金額を明示することも多くなっています。元来、お礼は感謝の気持ちを表すものですから、金額の決まりはありません。検討がつかないときは、我々南陽葬祭や葬儀業者に相談すると地域慣習に倣った金額をお教えいたします。

ちなみに、この謝礼は、寺院の維持費・光熱水道費・交通費などに充てられ、大切かつ有効に使われています。

謝礼は相続財産控除対象

寺院への謝礼は、相続財産から控除されます。必ず領収書をもらうようにしましょう。親族側で金額を入れた領収書を用意し、受領サインをもらいます。なお、寺院代表者(責任者)に直接渡せなかった場合は預かり金とし、手渡した人から仮領収書をもらっておきます。